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アメリカでコンピューターサイエンスを学んでいる大学生必須のコンピュータ倫理学について。

こんにちは、Lucyといいます。
英語が好きでアメリカの大学に進学した日本人学生のサポートをお仕事にしています。
5月はアメリカの大学春学期の期末試験でした。
学期中もサポートのお仕事でときおり忙しかったのですが、期末試験になるとさらに忙しくなるのが常です。
わたしが現在サポートを担当している学生さんはコンピュータサイエンスを専攻しています。
今春生徒さんに相談されたアサイメント(課題)はコンピューター倫理の科目でした。
相談があったおかげでコンピュータ倫理にちょっと詳しくなりました。
ということで、コンピュータ倫理の授業についてのレポートです。

コンピュータ倫理の授業で学んでいること

コンピュータ倫理は英語でComputer Ethicsといいます。
この授業の目的は、次世代プロフェッショナルプログラマーへの倫理教育。
お勉強の内容は
  • コンピュータ倫理とは
  • コンピュータ倫理と一般的な倫理の違い
  • フェアユースとは
  • 著作権問題
  • 個人情報保護について
  • クリックジャッキング
  • ハッカー
  • コンピューター関連の法律、などなど

課題の頻度と量

コンピュータ倫理の授業は春学期の15週間(週に月曜日と木曜日2回)

信じられないことにほぼ毎週アサイメント(課題)が課せられます。

毎週のアサイメントはレポート数枚。

これがタームペーパー(期末試験時期の大物課題)となると10枚でした。

学生さんからの相談はこちらの課題の提出日1週間前。SOSの連絡が入りました。

確か4000ワード前後だったと思います。

その分配点は高いです。成績の25%ほどを占めます。

レポートはAPA(American Psychological Association styleという書式が指定されています。

コンピュータ倫理の教授がYoutube動画でこのAPA書式について補足説明をしてくれてました。

丁寧な指導のお陰で、何とかなりました。

アメリカっぽいですね。

このAPAスタイルの文法面での特徴の一つは、ジェンダーの観点から三人称単数をtheyでうける点。he or she, she or he, s/he, (s)heは使いません。詳しくはまたの機会に。

[https://lucycorp.net/2020/05/23/singular-they/]

 

著作権問題の気になる一例

アサイメント課題の資料にはたくさんの例が書いてありました。
読み込んだので、特に印象に残った例を一つお伝えします。

提出した課題は誰のもの?

アメリカではコピペ(plagiarism)は非常に厳しい指導があります。
見つかったら大問題。
重いペナルティが課せられます。
コピペかどうかを判断するために、コピペチェック機能のあるサイトも数多くあります。
それらのサイトにアサイメントをペーストして実行すると、AIがそのアサイメントがオリジナルか
どうかを判断する仕組みです。
判断の材料はこれまで過去にペーストされた他の人々のアサイメント。
オリジナルとして判断されたら終了です。
ところが、問題はここから。
これらの入力されたアサイメントはどうなるのでしょうか。
各サイトに蓄積されてつぎのコピペチェックへ利用されます。
ライターの知らないところで、サイトがアサイメントを商業利用することに問題はないのでしょうか。
そもそもライターの承諾なしにコピペチェックサイトへアサイメントを入力することは著作権上どうなのでしょう。
という内容でした。
読んだ後、この問題をどう考えてよいのか戸惑いました。答えが出るまでしばらく考えてみようと思います。
この点が一般的な倫理と違うところなのでしょうね。

まとめ

コンピューター倫理なんて言葉を初めて聞きました。
聞いたばかりなのに、エッセイを書くという荒業を乗り越えて分かったことは、
コンピューターに関して技術の面ばかりに関心が向きがちですが、倫理面にも気を配る必要性があるということ。
だからこそ、次世代のプログラマーズへコンピューター倫理教育をしっかりと行う重要性があるのですね。
情報化社会に移行した現在、コンピューターは私たちの生活に必須です。
コンピュータがない生活は死活問題といっても過言ではありません。
一方で、コンピューターに依存した生活にはさまざまな危険が伴います。
その危険回避にはプログラマーの倫理意識が不可欠の要素となる、という思考がコンピュータ倫理に繋がるのです。たぶん、そうです。
追記
ちなみに、アサイメントは6日後に客先へ納めました。その間平均睡眠2時間、最終日は徹夜でした。
追記
生徒さんに聞きました。アサイメントサポートを受けていない学生はどうしているの?
その答えは、なんと代筆屋に発注するそうです。
早速検索すると、エッセイ代筆屋サイトがたくさんありました。
アメリカってやっぱりすごい国。



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